5坪でも、「短期間」でも

コンテナハウスが使われる理由は、他にもあります。

今年4月に開業した都城市の美容室は、わずか5坪のコンテナハウスで営業を始めました。


(noulhair 中島龍童さん)
「自宅の敷地内で(開業)することにしたので、大きさを変えられないというのもあったので、この大きさでお店っぽく見えるということで、コンテナを選ばさせていただきました」


また、建物を作った場合は、施工期間がおよそ3か月かかる見込みだったそうですが、コンテナハウスだと1か月ほどという「短期間」で完成したそうです。

(noulhair 中島龍童さん)
「僕は一人でしているので、自分が仕事をする分には不自由なく、お客様にもくつろいでいただける空間としても、すごくいい広さになっているかなと思います」

日本はやっとコンテナ事業が目が覚めた

様々な理由で活用の幅が広がっているコンテナハウス。その施工や販売を行っている企業が都城市にあります。

その名も「コンテナハウスジャパン」。


宇都敏久社長は、コンテナハウスの需要が伸びていることを実感しています。

(コンテナハウスジャパン 宇都敏久社長)
「もう2年くらい前からコロナが始まってやはり増えているような気がします。施工が早いというのと、移動ができる、店舗を出して立地が変わったりして、客の流れが悪くなったら、もう少しお客さんのところに移動するとかですね、いろんな使い方ができる」

店舗だけではなく住宅や事務所など様々なものへの活用が広がっているコンテナハウス。

この企業では、こんなものまで試作しています。それが、いま流行りのサウナです。

(コンテナハウスジャパン 宇都敏久社長)
「大阪のお客さんと鹿児島のお客さん、宮崎のお客さんからオーダーが入っていて、まず初めて作ったので、自分たちでちょっと体験して・・・」

宇都社長は流行りやニーズに応じて、コンテナハウスの活用の幅は広がっていくと確信しています。

(コンテナハウスジャパン 宇都敏久社長)
「日本はやっとコンテナ事業が目が覚めたというか進んできたので、これから数十年はコンテナ業界が伸びていくんじゃないかと私は思っています」

「親しみやすさ」や「アウトドアな雰囲気」、それに「短期間での施工」。
多くの特徴を持つコンテナハウスの活用はますます拡大しそうです。

※MRTテレビ「Check!」6月8日(木)放送分から