「ジャニーズライブチケットの詐欺にあいました。被害者20人ほどで弁護士に依頼し内容証明も送りましたが、一向に返金する意思がみられません」、MBSの番組にこのようなメールが届いた。お金を払ったのにチケットが届かないというSNSを利用したチケット詐欺。被害者が100人以上とされるトラブルの実態に迫るべく、渦中の人物を追跡した。
「チケットを定価で譲渡」のY氏に最初は好感
(Aさん)
「ツアーの時のTシャツだったりタオルだったりグッズで出たものです。いろんなグッズ含めたら100個は全然超えると思います」
小学生の頃からジャニーズの大ファンだという大阪府堺市在住のAさん(22)。現在は「ジャニーズWEST」に夢中で毎回欠かさずライブに参加しているという。
(Aさん)
「地元のお兄ちゃんたちみたいな感じで、ファンサービスとかもすごい本当に身近な感じがするので、アットホームな感じのアイドルだなと思って。そこがすごく魅力的だと思います」
ところが、去年5月のライブのチケットを巡り、トラブルが起きたという。抽選に外れ、チケットを譲ってくれる人を探していたところ、同じくファンだという女性Y氏のアカウントを見つけた。支払いは前払いだが、定価でチケットを譲ってくれるという。
(Aさん)
「やっぱり大体のこういう転売が高額での転売が多くて、定価よりもはるかに高い金額で取り引きされているみたいなので、『定価で』って言われたことですごく優しい方って最初は思ってしまいました」