「子どものマイナンバー」に「親の口座」をひも付けはNG

複数あると考えられる間違ったひも付け例としては、
▼夫・妻・子 3人のマイナンバーをまとめて妻の口座にひも付け
▼夫・妻 2人のマイナンバーをまとめて夫の口座にひも付け
▼年配の母のマイナンバーを息子の口座にひも付け

などがあります。

マイナポータルの「よくあるご質問」には

Q.子供の公金受取口座として、親名義の預貯金口座を登録できないのでしょうか?

A.公金受取口座は、ご本人名義(口座登録しようとするご本人のマイナンバーカードに記載されているお名前)の口座をご登録いただくこととなっております
大変お手数ですが、お子様名義の口座をご用意いただくようお願いします。

という記載があります。

子ども名義の預貯金口座 ありますか?

子ども名義の預貯金口座を作っているか、番組でアンケートを行いました。
79人中
ある・・・52人
ない・・・27人

▼「ある」と答えた理由
「誕生の記念通帳を作りたかった」
「児童手当を家計の通帳とは別に貯めておきたかった」

▼「ない」と答えた理由
「ネット銀行で口座を作りたいけれど、年齢的にまだ作ることができない」
「必要がない」

街の人はーー
「子どもの口座は一応あるけど、ひも付けたくない。」
「子どもの分はまだ口座を作ってなくて、ひも付けはしてないんですけど、する人が人いるんだなと思いました。」
自分の銀行口座とひも付けていて、子どもの口座は作ってないです。全部スマホでやりました。最初できないのかなと思ったけど、できちゃったって感じです。」

‟他人の口座登録” 河野大臣「それはできる」

6月5日の国会で、こんな質問が出ました。
立憲民主党 杉尾秀哉参院議員:
家族以外の口座、全く赤の他人の口座も登録できるということになりませんか?

河野太郎デジタル大臣:
全く赤の他人(の口座)にひも付けをすることができるかといえば、それはできるわけです。意図的にやれば、イレギュラーな操作の中でそれはできます。

なぜ、本人以外の口座のひも付けが可能なのでしょうか?

ITジャーナリスト 三上洋氏:
そもそも今回の問題は、マイナンバーカード自体に、実は「フリガナ」の登録がないこと。私たちの名前の文字の「読み」が入っていないんです。
だから、そもそもチェックのしようがない。照らし合わせができないというところが問題です。