甲府市内の学校で5月、2回同じ子どもの水筒からアルコールのような異臭があり、中身を飲んだ子どもが体調不良になっていたことが分かりました。

甲府市教育委員会によりますと、5月16日と19日、同じ子どもから「水筒からアルコールのようなにおいがする」と訴えがありました。

このうち19日は子どもが水筒の中身を飲んだ後、体調不良を起こしました。

校長らが水筒の中身を確認すると、アルコールのような臭いがしたということです。

水筒は鍵のかかっていない教室に置かれていて、いずれも音楽室での授業の後、異臭がしたということです。

学校は教室に誰もいない状況で異物が混入された可能性もあるとして保護者説明会を開くとともに、音楽室や理科室での授業の際には、教室に鍵をかけるなどの再発防止策をとることを決めました。

市教育委員会は「ご心配をかけ申し訳ない。今後、再発防止に全力をあげる」とコメントしています。