2つの全国初の施策を盛り込み、公約実現を目指しています。
2期目の山梨県の長崎県政にとって本格的な政策予算となる6月補正予算案は、一般会計で500億円をこえる規模となりました。

山梨県 長崎幸太郎知事:
「豊かさ共創加速化予算」と名付けたい。

今年は1月に知事選挙があったため 山梨県の当初予算は必要経費などを計上した骨格で、6月補正予算案に長崎知事2期目の本格的な政策が盛り込まれています。

一般会計の総額で500億円を超え、知事が公約に掲げた感染症や生活不安などへの「強靭化」や「県民一人一人の豊かさの実感」などが基本理念となっています。


このうち「強靭化」には、外来に対応する医療機関を幅広く確保する補助金や、全国で初めて児童虐待に対応する専門的な人材を育成する大学院を来年春、山梨県立大学に設置するための予算が盛り込まれています。

「豊かさ」に関しては、成長が見込まれる企業の創出や誘致に関し、全国で初めてベンチャーキャピタルと共同で出資して資金調達することや、甲府市の青少年センターに支援の拠点を整備する事業費が計上されています。

このほか富士山登山鉄道構想の事業化の検討費や、デジタル分野の人材育成の事業費なども組み込んでいます。

長崎知事:
本県から他に類を見ない先駆的な取り組みを生み出し、公約の早期実現を目指したい。
補正予算案は6月20日に開会する6月県議会で審議されます。