穀物の種をまく時期とされる二十四節気の一つ「芒種」の6日、岩手県内は朝から気温が上がりました。盛岡市では市の花のカキツバタが開花しています。

 6日の県内は晴れて気温が上がり、午前9時現在、普代村で26.6度、釜石市で25.5度とすでに夏日となっています。
 盛岡市山岸の国道455号沿いにあるカキツバタ群落では、300坪の湿地におよそ1000本のカキツバタが自生していて、そのうち200本ほどが開花しています。
 この場所はカキツバタだけが咲きそろう数少ない「単純群落」として県の天然記念物にも指定されています。しかしここ数年は群落内にヨシやカサスゲなどの雑草が増え、花の成長に影響を与えているため、地元の保存会などが再生に向けて除草に取り組んでいます。
 6日はこのあとも気温が上がり、日中の予想最高気温は一関が29度、二戸が28度、盛岡が27度と真夏日に迫るところがある見込みです。
 水分をこまめに取るなど熱中症対策が必要です。