今後の捜査のポイントは「いくらの収益を得たか」

南波キャスター:
逮捕されたガーシー容疑者について、元検事の若狭勝弁護士に今後の見通しを聞きました。

【1】捜査が長引くか?
新たな被害者が名乗り出なければ、約20日後に起訴して捜査が終結するのではないか

【2】裁判の注目点
人を脅迫する動画で、「いくらの収益を得たか」が、悪質性を判断するポイント。量刑にも影響するのでは。人を脅迫する動画は、これまでになかったケース。ここが一つ大きなポイントになるのではないか

【3】判決
初犯の場合は、執行猶予が濃厚だが、収益が莫大かつ反省がないと判断されたら実刑の可能性もある

今年3月にガーシー容疑者は除名されて議員資格を失いましたが、その際にJNNの単独インタビューに答えています。

【1】国会議員として支払われた約2000万円について
「“税金泥棒”と言われるのがしゃく。全て寄付していく

【2】再び議員を目指す可能性は?
「わからないです。立花さんに『出てよー』とは言われていますし、他からも誘われています

日比麻音子キャスター:
国際手配という騒ぎになったガーシー容疑者自身はSNS上、インターネット上で発信をしてきたということで、帰国の際の表情や発言等を見ていても、実際にここまでの騒ぎになったという実感はあるのだろうかと思いました。

若新雄純さん:
もしかしたら、彼の中では、現実とエンタメ的な世界観が、交錯してるぐらい、色んなものに対するライトな感じで物事を捉えていたのかもしれないです。実際に彼に票を入れたり支持をしたりしていない人でも、一連のことを面白いと見てしまった人が、結構多かったんじゃないかなと。面白いっていろんな意味がありますけど、本当に政治や選挙にとって、何が面白いことなのかということを深く考える風潮に見直せるといいですよね。