桃の収穫が間もなく本格化します。

2022年は収穫直前の青い桃が大量に盗まれる被害が相次いだため、警察とJAなどが盗難対策を話し合いました。

この会議は日下部警察署の呼びかけで行ったもので、JAや山梨市と甲州市の職員、それに消防団など11の団体から約20人が参加しました。

日下部警察署 加藤署長:
果実盗難は生産者、農家の長期間の苦労を踏みにじる悪質な行為であり、管轄の警察署としても看過できない。

会議で警察が2022年、峡東地域で収穫直前の青い桃が大量に盗まれる被害などが相次いだことを説明しました。

県全体の盗難被害は葡萄やサクランボも含め38件、被害額は約850万円で前の年の2倍以上に上ります。

このため対策として畑に不審者の侵入を知らせるセンサーライトや、盗難に警戒するのぼり旗を広く設置することを確認しました。

また2022年の被害状況をもとに、重点的にパトロールする場所を決定しました。

日下部警察署 小池俊明生活安全課長:
今日から警戒を開始しますが、不審者を見かけた際は110番通報するなど、ご協力をお願いします。

会議のあとは参加団体がパトロールに出発しました。

山梨市と甲州市では葡萄の収穫期が終わるまで毎日、関係団体によるパトロールが実施されます。