大阪入管の女性医師が、酒に酔った状態で収容者の外国人を診察していた疑いがある問題で、名古屋入管の施設で死亡したスリランカ人のウィシュマさんの遺族がきのう会見を開き、「今でも医療体制が改善されていない」などと批判しました。

大阪入管をめぐっては、常勤医師が酒に酔った状態で、収容されている外国人を診察していた疑いがあるとして出入国在留管理庁が現在、内部調査を行っています。

この問題について、名古屋の入管施設でおととし死亡したスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんの遺族らがきのう会見を開き、「今でも医療体制が改善されていない。医療体制を整えないと同じことを繰り返す」と批判しました。

また、「問題は1月に起きたのに情報が社会に出たのは最近で、入管側は情報を隠している」などとして、入管難民法改正案が国会で審議されている中、入管側の対応を批判しました。