盛岡に夏の風景が戻ってきます。新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となった「盛岡さんさ踊り」が3年ぶりに実施されることが23日、決まりました。観覧エリアを広くするなど、感染対策を実施しての開催です。

(盛岡市 谷藤裕明市長)
「中央通りを会場とする8月1日から4日間での盛岡さんさ踊りの3年ぶりの開催が決定を致しました」

 これは23日開かれた実行委員会の総会で決まったものです。盛岡さんさ踊りは新型コロナの影響で去年、おととしと2年連続で中止となっていて、3年ぶりの開催となります。実行委員会は感染症対策について検討を進めています。
 会場はこれまで通り盛岡市中央通ですが、パレードの運行距離は短縮も含めて今後検討されます。これまでは中央通の4車線全てを使って踊り手が演舞していましたが、今年は観客の密集を防ぐため、大通側の1車線にも観覧者を入れ観覧エリアを広げることが決まりました。
 参加団体の数に制限は設けられない予定ですが、1団体当たりの人数の上限を実行委員会が検討します。観覧者の人数は制限はしません。
 実行委員会は6月上旬に参加団体向けの説明会を行い、新型コロナの感染状況を踏まえた上で、7月下旬に開催の最終判断をする予定です。