インド東部で270人以上が死亡した列車同士の衝突事故で、現地当局は3日、暫定的な調査報告として、信号機の動作不良が事故につながった可能性があるとの見方を明らかにしました。

インド東部オディシャ州で2日、列車同士が衝突した事故で、鉄道当局は、5日までに少なくとも275人が死亡、およそ800人が怪我をしたと発表。

信号機の動作不良により列車が誤った路線を進行し、事故につながった可能性があるとの見方を明らかにしました。

また、現地メディアによると、事故があった路線では衝突を防止する装置が設置されていなかったいうことで、当局はさらに詳しい調査を進めています。

こうした中、3日、インドのモディ首相は事故現場を訪れ救助活動などを視察したほか、負傷者が搬送された病院を訪問しました。

モディ氏は記者団に対し、「政府は、被害にあった人々に最大限の支援をするつもりだ」と述べた上で、「事故に責任がある者を厳しく処罰する」と強調しました。