日本の南岸を進む台風2号と活発化した前線の影響で、静岡県内は6月2日から、非常に激しい雨に見舞われました。3日になって雨は小康状態となってきていますが、気象台は地盤が緩んでいたり、増水している河川があることから、昼前まで土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫にも警戒するよう呼び掛けています。
2日、線状降水帯が相次ぐなどした県内は、各地で大雨となりました。静岡地方気象台によりますと、降り始めから3日午前5時までの雨の量は、浜松市春野で507.5mm、浜松市熊で505.5mmと500mmを超えた地点があったほか、藤枝市の高根山で496.0mm、伊豆市の天城山で489.5mm、森町の三倉で465.0mmなどとなっています。6月の月降水量の平年値を超える大雨となっている観測地点もあるということです。
最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が磐田市や、沼津市、袋井市に出されていましたが3日朝、解除され避難指示に切り替わりました。また避難指示や土砂災害警戒情報、高齢者等避難を発令していた自治体も徐々に解除しています。
一方、各地で被害も出ていて、磐田市では敷地川が決壊し氾濫しました。浜松市では西区協和町で発生した土砂崩れのため全壊した住宅で、男性(39)が両足を挟まれました。消防に救出され軽傷ということです。西区舘山寺町では店舗兼住宅が土砂崩れのため全壊。このほかにも家屋の浸水などが確認されています。沼津市では病院の1階が浸水するなどの被害がありました。
前線の影響でまだ雨の降っているところがあることから、3日昼前まで、土砂災害に厳重な警戒が必要です。また河川の増水や氾濫にも警戒するよう気象台では呼び掛けています。
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