中国で民主化を求める学生らを軍が弾圧した天安門事件から、あすで34年を迎えるのを前に、アメリカ・ニューヨークで記念館の開館式が行われました。

事件を今に伝える、数々の資料。この大学の旗は、学生の傷を止血するために実際使われたものです。

事件を経験したかつての学生も開館に携わっており、記念館の重要性を訴えます。

周鋒鎖さん
「中国政府は人々の記憶から事件を消したがっています。(記念館は)より良い中国のあり方を指し示してくれます」

当時の学生リーダー 王丹さん
「1989年の出来事(天安門事件)は過去だけでなく、いまと未来につながっています」

記念館は元々香港にありましたが、中国による国家安全維持法が施行されたのちに閉鎖され、およそ7000万円の寄付を集め、今回再開できたということです。