自転車に乗る時のヘルメット着用が努力義務とされてから2か月が経ちました。
自転車店のヘルメットは、一時の品薄がようやく解消されてきましたが、中にはいまだ店頭にほとんど並ばないタイプもあるようです。

競技用の高価な自転車が所せましと並ぶ鳥取県鳥取市の自転車店「サイクルショップフクハマ」。
いま店内には200個程のヘルメットが並びます。ただ、今年4月の着用努力義務化の前後には大変な状況となりました。

サイクルショップフクハマ 福浜和男さん
「在庫のあるものは全部なくなってしまいましたけどね」

あれから2か月ほど、一時の極端な品薄を脱し、商品が徐々に入荷するようになりました。

サイクルショップフクハマ 福浜和男さん
「10個たのんだら3つ入ってくるとか、そういった格好ですけど一応間に合いだしたのは間に合いだしました」

値段が1万円以下の一般向けのヘルメット。主流は競技用にも通じるスポーティーなデザインです。ただ、このタイプの着用に抵抗感がある人もいるようで、別のタイプのヘルメットで入荷待ち状態が続いています。

サイクルショップフクハマ 福浜和男さん
「ファッション性のある、女性が被りたいようなのは間に合っていないです」

一見すると普通の帽子のようなヘルメット。服装にもマッチするこのようなタイプのヘルメットは店頭に並ぶこともほとんどなく、多くの人が待っている状態です。

着用努力義務化から2か月。街行く自転車の人達の着用はまだ進んでいるとは言い難いまま。そこには、スポーティーなデザインより自分の好みに合ったタイプを被りたいという思いが一因としてあるのかも知れません。

サイクルショップフクハマ 福浜和男さん
「普通の人はなかなか抵抗があるみたいで、特に女性はね」