山梨県は生活保護の支給廃止など行政不服審査に関する6件の事務処理の手続きが長いもので1年以上滞っていたことを明らかにしました。

事務処理手続きが滞っていたのは生活保護の廃止・保護費返還への不服や精神障害者福祉手帳の等級への不服などに関する6件の審査請求です。

いずれも県福祉保健部の職員が1人で対応していましたが、最長で去年3月から、短い物でも去年7月から必要な手続きを進めていませんでした。

理由についてこの職員は「新型コロナ対応など直面する業務を優先したため」と話しているということです。

県は関係者に状況を説明したうえで迅速に手続きを進め、今後は担当を複数にする事務負担の分散や、進捗状況の確認などで再発防止を図るとしています。