「洗う順番は上から下」「湯船に入ってから洗う」

下島院長に、「体臭を抑える体の洗い方」を教えてもらいました。

〈洗う順番は上から下〉
「アポクリン線」が多い部分を重点的に洗っていくのが大事です。
頭→耳周り→首周り→胸→ワキ→へそ周り→股周り→足
上から順に洗っていきます。

下方院長:「頭」は指で頭皮をマッサージするように洗い、次に「耳周り」と「首の後ろ」ですね。ここは皮脂の分泌が非常に多く、加齢臭の原因となる部位です。忘れやすいのでしっかりと洗ってください。

恵俊彰:上から下に洗った方が良い?

下方院長:逆でもいいんですけれど、洗う順番を「身につける」という意味でお勧めしています。また、洗い流しが十分にできますので、上から順番にとお伝えしています。

恵俊彰:へそ周りはどうやって洗うんですか?

下方院長:おへそをあまり触ってしまうとお腹が痛くなってしまうことがありますので、湯船で軽くお湯に浸していただいて、その後に洗うのが良いと思います。

恵俊彰:洗ってから湯船に入るんじゃなくて、湯船に浸かってから洗った方がいいんですか?

下方院長:皮脂が温度で取れやすくなりますので、ある程度湯船に入ってその後で洗っていただきたいです。

恵俊彰:家族が多いと、ついつい「洗い流してから入ってね」となっちゃうけど、先に温まった方がいいんですね。

また、洗う際は
▼皮脂が多い部分は、手のひらだけでなくタオルなど刺激の弱いものでしっかり洗う
▼洗い流しやすい「泡タイプ」のボディソープで洗う

のがおすすめです。

夜にしっかり、朝にサッと洗うのが理想的


体を洗う効果的なタイミングはあるのでしょうか?

下方院長:体を洗った後、しっかり洗えていれば、無臭の時間が約6時間ほど続きます。ただ、皆さん大体夜にお風呂に入りますので、寝てる間にニオイが少しずつ出てきて、「行ってきます」というときにはもうニオイがしてしまう。
朝出かける前に入っていただくのが、ニオイが気になっている方にはとてもおすすめです。

朝時間がない、という人は、耳周り、首周り、脇、胸、へそ周り、股周りなどニオイの出やすい部位だけでも、石鹸でしっかりと洗って出かけると快適に過ごすことができます。