「絶対東京に出てやる」憧れの上京 しかし…

堀綾乃さん「訛っていることが田舎臭いと感じていて、『絶対東京に出てやる』と思って。都会人がすごくキラキラして見えて、普通の言葉がしゃべりたいと思って一生懸命、標準語をしゃべったり練習したり」
庄内が嫌いだったと話す堀さん。
高校卒業後、進学に合わせて上京し、そのまま東京で就職しました。
ところが…
堀綾乃さん「結構、土日も無くて終電まで働いてきょうが何曜日かもわからない状態で、もう死にたいとしか思わないみたいな。毎日毎日死にたいみたいな感じで」

あれほど憧れていた都会暮らしで、心が蝕まれていたのです。
やがて堀さんは、うつ病を患うことに。
そんな時…。
堀綾乃さん「病んでいた時に外に出て、都会ってそんなに土ないけど、少ないシロツメクサとか草を見たらすごく癒されると思った。祖母と一緒にいたことも思い出したし」
堀さんは、地元に帰ることを決意。
自然や家族、そして庄内弁に囲まれた生活で、少しずつ、元気を取り戻していったと言います。
その後、結婚し、子どもを授かりました。
そしてある時、ふと、気が付きました。