今年度から浦添市が民間の子育て支援拠点を廃止したことを受けて、母親らが施設の利用者を対象に実施したアンケートが5月30日に市に提出されました。

就学前の子どもやその保護者が気軽に集い、子育ての不安や悩みを相談できる「子育て支援拠点」について、浦添市は昨年度、民間委託もあわせて4か所設けていましたが、今年度から市が運営する1か所のみに集約するなどしています。

浦添市の方針について、子育て支援拠点の利用者を対象に母親たちが実施したアンケートでは22人中20人が「納得できない」と回答していて、不安に感じることについては「産後うつ」や「虐待する恐れ」など緊急を要する答えもあったということです。

浦添市役所

母親らは30日、浦添市役所を訪ね、与那覇純子(よなはじゅんこ)こども未来部長にアンケート結果を手渡しました。


アンケートを手渡した佐藤愛(さとうあい)さんによりますと、市の担当者からは「これからアンケートをしっかり読ませて頂く」と回答があったということです。昨年度まで浦添市の補助を受けて子育て支援拠点を運営してきた3か所の施設は現在、母親ら利用者の要望を受け、補助事業ではなく自主事業として子育て支援を続けています。