2重ロック、足場になる物を置かない しかし・・・

福島市にある西部三育保育園。2階建てでベランダがありますが、園では鍵の位置をおよそ1メートルの高さに設置。

2階の教室で活動する0歳児や1歳児が届かない高さに設置され、鍵は2重ロックになっています。しかし、ベランダで活動することもあるそう。ここで注意を払わなければいけないことが・・・。

三育学園・齋藤幸弘さん「子どもたちは体の特徴から頭の方が重くなっている。どうしても前に比重がかかると転倒しやすくなる

そんな子どもを守るために行っている安全対策が・・・

齋藤さん「足場になる物を置かないということを気を付けている。見てもらうと分かるが、こちらのスペースには何も置いていない。」

また、柵と柵の幅はわずか5センチと、柵の間から園児が落ちるのを防いでいます。

一方、隣接している幼稚園はベランダはありませんが、2階に大きな窓があります。普段、5歳の年長組が2階の教室で活動するためこちらでも転落には十分気を付けています。

齋藤さん「普段の子どもたちをみていると、保育用の椅子を自分で運ぶことができます。それを窓際に置くことによって高さが出てしまうので、子どもたちが簡単に身を乗り出せるような高さになってしまう。」

そのため足場になるものは置かないことを徹底しています。しかし、これだけでは安心できないのが「子どもの力」です。