マイナンバーカードと健康保険証が一体化された「マイナ保険証」で、別人の情報がひも付けされているケースが今年4月以降、少なくとも37件確認されたことが、医師と歯科医師で作る団体の調査でわかりました。

医師と歯科医師で作る団体「全国保険医団体連合会」は今月、「マイナ保険証」のトラブルについて調査を行い、24都府県のおよそ2800の医療機関から回答を得ました。

その結果、別人の情報がひも付けられていたケースが今年4月以降、少なくとも東京や大阪など10都府県で37件確認されたということです。

また、システムの運用を始めたおよそ6割の医療機関で、本人の情報が正しく反映されていないことや読み取り機の不具合などで「トラブルがあった」と回答しました。