28日に岩手県宮古市で行われた将棋の叡王戦では、4月1日に岩手県出身者で初めてプロ棋士となった釜石市出身の小山怜央四段が対局の解説を担当しました。将棋を盛り上げる重要な役割です。

 会場となった浄土ヶ浜パークホテルの大広間は抽選で選ばれたおよそ200人の将棋ファンで埋まりました。解説では小山怜央四段と森内俊之九段、そして竹部さゆり女流四段が軽妙なトークを繰り広げ会場を沸かせました。

(ファンは)
「楽しみに来ました。素晴らしい解説でいいと思います」
「わかりやすくて言っている手番も解説通りになっていたので、いい読みをする方だなと」
「いつもテレビで拝見して話題の方なのですごく楽しみにしてきました。まじめな雰囲気も出てらっしゃって、ほほえましい場面もあって楽しく聞くことができました」

 会場には小山さんを指導していたこともある日本将棋連盟釜石支部長の土橋吉孝さんの姿もありました。
 叡王戦という大舞台を盛り上げた小山さん。対局だけでないプロ棋士としての重要な役割を果たしました。