台風などが接近した際に被害が懸念される「高潮」について、宮崎県は、県内で浸水する範囲や深さなどを示した「高潮浸水想定区域」を見直し、ホームページで公表しました。

県内の沿岸10市町を対象にした「高潮浸水想定区域」については、浸水の範囲や深さなどを示していますが、県は新たに、台風の移動速度が遅い場合や堤防決壊が複数起こる場合も加えて、想定を見直しました。

その結果、最悪の事態で高潮による浸水が想定される面積は、従来のおよそ1.8倍に広がりました。

また、浸水の深さは、最大で宮崎市役所が1.8メートル、延岡市役所は0.5メートルと予測されています。

県内の沿岸10市町は、今後、避難場所などを示した高潮ハザードマップを作成することになっています。