日本バレーボール協会は29日、ネーションズリーグ予選ラウンド第1週名古屋大会(5月30日~6月4日)に出場する14人を発表、主将の古賀紗理那(27)、井上愛里沙(28)らが順当に選ばれた。

8日に行われたキックオフ会見に出席し、国内合宿(4月3日~5月27日、鹿児島・薩摩川内市他)に参加していた石川真佑(23、イル・ビゾンテ・フィレンツェ/イタリア)、長岡望悠(31、久光スプリングス)、宮部藍梨(24、ヴィクトリーナ姫路)ら11人が第1週の名古屋ラウンドのメンバーから外れた。

初選出はVリーグブロック賞とスパイク賞を獲得し、今大会が代表デビュー戦となる荒木彩花(21)をはじめ、3人。この日取材に応じた眞鍋政義監督(59)は「新しい選手が多い。はつらつとした若い選手に期待しています」と話した。

「世界を超えよう」と、今年のチームスローガンに「OVERTAKE」を掲げている眞鍋ジャパン。目標のネーションズリーグベスト4入りへ、いよいよ今シーズンの初陣を迎える。

国内合宿を終え「サーブとコンビはまだ精度を挙げられる」と眞鍋監督は課題をあげるが、世界ランク3位のブラジルとの練習試合では3日間で12セットを行い、9セット奪うなど、チームは順調な仕上がりを見せている。

初戦の相手は東京五輪ベスト8のドミニカ共和国。日本にとって東京五輪予選ラウンド最終戦で敗れた因縁の相手だ。眞鍋監督も「東京五輪で最後負けた相手。是非勝ちたい。初戦を勝って勢いをつけて名古屋ラウンド4連勝でいきたい」と熱を込める。

初戦は「緊張はすると思うが先行逃げ切り。先行するとサーブが強く打てるので、そういった意味でも先行、先行して我々の課題のサーブを強く打ちたい」という思いです」(眞鍋監督)。

日本は5月30日にドミニカ共和国、6月2日にクロアチア、3日にブルガリア、4日に中国と戦う。

【第1週 名古屋ラウンドメンバ―14人】
■セッター
6.関菜々巳(23・東レアローズ)
21.松井珠己(25・日本バレーボール協会)

■アウトサイドヒッター/オポジット
2.林琴奈(23・JTマーヴェラス)
3.古賀紗理那(27・NECレッドロケッツ)
10.井上愛里沙(28・日本バレーボール協会)
17.田中瑞稀 (27・JTマーヴェラス)
31.西川有喜(22・JTマーヴェラス)
37.和田由紀子(21・JTマーヴェラス)※初選出

■ミドルブロッカー
5.島村春世(31・NECレッドロケッツ)
20.横田真未(25・デンソーエアリービーズ)
24.入澤まい(23・日立Astemoリヴァーレ)
34.荒木彩花(21・久光スプリングス)※初選出

■リベロ
15.小島満菜美(28・NECレッドロケッツ)
29.西村弥菜美(23・久光スプリングス)※初選出