焼け跡は現在、どうなっているのでしょうか。

撮影の許可を得て、霧ヶ峰自然保護センターの職員の案内でニッコウキスゲの群生地に入らせてもらいました。


■霧ヶ峰自然保護センター 小松研一さん 「ここが焼けたところの境 ニッコウキスゲです、火が入ったあとに出てきた芽ですね」

一帯は6月下旬から7月にかけニッコウキスゲが咲き誇り、多くの観光客でにぎわいます。


今回の火事で群生地の7~8割が焼けたということですが、いたるところからニッコウキスゲの新芽が顔を出していました。
■小松さん「いま出てきている中で目立つのがニッコウキスゲ。思った以上にたくさん出てきている。そこまで心配しなくてもいいかなと思っています」

ガボッチョ山のすぐ近くにある富士見台で土産物店と食堂を営む木川泉(きかわいずみ)さんは当日、観光客から火事の一報を聞きました。

■木川泉さん「ススキとササの草原が 枯れて乾燥していると、あっという間 表面に火が進むのが早い」
建物は火に囲まれたものの大きな被害はなく、営業を続けることが出来ました。


■木川さん「皆さん励ましてくれたり、『大丈夫?よかったね』などと言ってもらい、お客さんが来てくれた」

2013年に起きた林野火災でも、1か月後には焼けた部分がすべて緑に覆われたということで、木川さんは6月20日ごろに迎えるニッコウキスゲの開花に期待を寄せていました。

ニッコウキスゲの群生地は現在、遊歩道が焼けてしまい、整備が出来ていないため、5月いっぱいは立ち入りが出来ませんが、来月は花が期待できそうです。














