政府が新たな成長戦略の一環として、革新的な研究開発を行うスタートアップへの補助金を倍増させる方針を固めたことがわかりました。

政府は、大学や研究機関によるスタートアップへの補助金の支出目標額を2022年度はおよそ546億円としていました。

複数の政府・与党関係者によりますと、スタートアップ全体への投資額を5年で10倍にする「5か年計画」なども始まったことを受け、2023年度はほぼ倍の1066億円とするということです。

この方針は来月上旬に閣議決定されます。

政府はスタートアップ育成を成長戦略の柱のひとつに据えていて、先日の日米首脳会談では、最先端技術の研究を行う海外の大学を誘致する「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想」の推進に向け、東京・恵比寿に近い場所にマサチューセッツ工科大学を誘致することが表明されています。