高校生のスポーツの祭典、宮崎県高校総体が、24日、開幕しました。
大会は今年、50回の節目を迎えました。
大会の歴史を総合開会式の映像とともに振り返ります。
県高校総体は、1974年、昭和49年に記念すべき第1回大会が開かれました。
それまで、競技ごとに県民体育大会の中で高校の部として開催していた大会を、高校生の一大スポーツイベントとして独立して発足。
総合開会式では、凛々しい表情で選手たちが堂々と行進しました。
こうして、県高校総体の歴史が動き始めたのです。
時は平成に移り、1992年の第19回大会は、県内で開催される全国高校総体に向けた、総合リハーサル大会として開会式を実施。
式典音楽や集団演技、それにマーチングなどにおよそ3000人の高校生が参加しました。

そして、1996年の第23回大会からは、MRTによるテレビ中継が開始。高校生たちの雄姿を多くの県民に発信しました。
(福島高校選手宣誓)
「宣誓、高校生らしく明るくさわやかに正々堂々競技することを誓います」
2013年の第40回大会では、2010年に県内を襲った口蹄疫からの復興に向け高校生からのメッセージが宣誓に込められました。
(小林秀峰高校 新体操部・皆越大貴主将)
「この宮崎に、元気と、勇気を、与えられるよう、精一杯競技することを誓います」
そして時代は令和へ。
2019年、令和元年の第46回大会総合開会式。輝く笑顔を見せて行進する高校生たち。
翌年の2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、県高校総体が初めて中止に。
この第46回大会が、大勢の高校生が集まっての最後の総合開会式となりました。
50回の節目を迎えた今年、時代に合わせた新たな取り組みとして総合開会式は廃止され、代わりに各校を紹介する冊子で、誌面開会式が行われました。
困難に立ち向かいながらも歴史をつないできた、県高校総体。今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか。














