同性婚が許可されたまさにその日に、婚姻届を出したカップルがいます。許秀雯(きょしゅうぶん)さん(50)と簡至潔(かんしけつ)さん(45)です。

弁護士の許さんは、同性婚実現の背景には「司法の後押し」のほか学校で「男女平等、ジェンダー教育」などが行われた結果、若者の意識に変化があったと指摘します。

許さん「若者の多くは同性婚を支持しています。彼らは上の世代よりも同性婚を自然なものとして受け入れています」

同性婚をめぐっては、日本では総理大臣のこんな発言が話題になりました。

岸田総理(2023年2月)
「すべての国民にとっても、家族観や価値観や、そして社会が変わってしまう、こうした課題であります」

同性婚は「幸せな人が増えるだけ」「なぜ躊躇するのか」

果たして、台湾の社会は変わってしまったのでしょうか?

許さん「社会は間違いなく変わりました。それもさらに良い方向に、もっと平等に」
簡さん「社会の変化を恐れてはいけません。社会はずっと変化していくものなのです」

ーーあなたは今、幸せですか?

盧さん「一緒に暮らして、一緒に走って、ご飯を食べて、楽しく生活しているので、すごく今幸せですね」

有吉さん「とても幸せです。同性婚ができて、大好きな台湾に住むことができて、夫に出会えて暖かい家族と一緒に住むことができて、同性婚は幸せな人が増えるだけで、利用しない人には何の影響もなくて、良いことしかないのに何で躊躇しているんだろう。勇気を持って認めてほしい、作ってほしいと心から思います」