“アメリカのペンタゴン近くで爆発”。22日にAIで作られたとみられる偽物の画像がSNSで拡散しました。イギリスの調査報道機関「ベリングキャット」と分析します。

“ペンタゴンで爆発” 偽画像生成AI悪用か

アメリカのトランプ前米大統領でしょうか。警察官に取り囲まれ、刑務所に収監されている様子や、オレンジの囚人服を着ている姿も。

もちろん、これら全て“偽物”の画像、絵や写真を生成する「画像生成AI」で作られたとみられます。

22日、こんな偽物の画像が拡散されました。
アメリカ国防総省=ペンタゴン。その近くから、大きな黒煙が立ち上っています。

この画像も“AIで捏造されたもの”とみられていて、ツイッターに投稿されると、一気に拡散しました。

検索してみると…

山本恵里伽キャスター
「検索すると簡単に出てきましたね。この画像ですと58万人が見ていると表示されています」

フェイク画像に添えられた文章は…
『速報。ペンタゴン近くで爆発(BREAKING:Explosion near Pentagon)』

ブルームバーグ通信との関連を装うアカウントがこの偽情報をニュースとして報じたため、ダウ平均株価は一時80ドル近く下落しました。