台風2号発生 日本列島への影響は?

齋藤キャスター:
5月21日、日本のはるか南の海上で台風2号が発生しました。暖かいところで発生していますので、このまま発達して西の方向に進んでいくということです。

5月に台風が発生すること自体は珍しいことではありません。気象庁によりますと2000年以降、5月に発生した台風は台風2号を含めて、合計25個発生しています。大体1年に1回くらいです。

沖縄・奄美への接近回数が9回。上陸となると、2003年に台風4号が四国に上陸しました。観測史上では1965年と2003年の2回のみで、非常に珍しいということです。今回の台風2号に関して広瀬さんは…

気象予報士 広瀬さん
「今回の台風2号の場合、例年の5月とは状況が異なっているので…上陸の可能性は否めない」

高気圧が大きく関わっています。例年の5月だと高気圧は南の方に横たわっているので、台風が発生したとしても西の方向に抜けていく、もしくは東の方向に抜けていくということです。

ですが今週後半になると、高気圧が日本の方向に張り出しています。台風は高気圧の縁を沿って進んでいくという傾向があるので、このまま行くと台湾や沖縄の方向に進んでいく可能性があるということです。

さらに…

気象予報士 広瀬さん
「台風が離れていても、暖かく湿った空気の影響で来週は全国的に季節外れの暑さや大雨の可能性がある」

暑さか大雨かどちらになるかは、偏西風や海水の温度などで決まってくるということです。

ホランキャスター:
暖かくなると、台風が遠くにあるからちょっと海に行っても大丈夫かなと思いがちなのですが、遠くても波など影響を受けますのでしっかりと注意していただきたいですね。