■諏訪圏フィルムコミッション宮坂洋介さん                「是枝監督のチームはピリピリせず穏やかな雰囲気で監督も子どもたちに『きょうありがとうね』と言いに来てくれて、写真撮ってもいいしサインも書くよって言って自ら来てくれたりとかすごくフレンドリーな現場で」

■是枝裕和監督
「僕が城北小学校を見た瞬間にここでやりたいっていうことで決めてしまいました。観光地ではない諏訪の日常的な風景の中にどうあの子どもたちを撮るかっていう。そこにこだわったつもりでおります」

下諏訪町にある創業39年のクリーニング店。

安藤サクラさん演じる母親の勤め先として登場します。

店主の百瀬勇(ももせ・いさむ)さんと妻の由喜江(ゆきえ)さんが着けているエプロンは、撮影のために作られたもの。

2人にもプレゼントされすっかりお気に入りです。

■百瀬由喜江さん
「これ、素敵だねってお客さんも言ってくれるし、いいじゃんって」

店には、是枝監督も何度も足を運びました。

■百瀬勇さん
「下見と撮影と。ついこの間、お礼にも『百瀬さん無事終わってありがとうございました』ってまていな人だと思いました」

パルムドールなど結果の発表は現地時間の27日。

諏訪地域の人たちもその行方を見守ります。

■百瀬勇さん
「映画祭、とってくれれば賞をとってくれればそう思っています」

■諏訪圏フィルムコミッション宮坂洋介さん                「諏訪地域の景色がカンヌの映画祭で上映されるなんてなかなか起きない奇跡が起こっていると思っていて世界中の人が諏訪の景色を見てもらえるのはすごくうれしい」