諏訪地域でロケが行われた是枝裕和(これえだ・ひろかず)監督の最新作「怪物」が、カンヌ国際映画祭で公式上映され、喝采を受けました。

ロケ地となった現場を訪ね、撮影に協力した人たちに思いを聞きました。

映画「怪物」は、大きな湖がある郊外の町が舞台。

小学校で起きた事件とその結末を、シングルマザー、教師子どもの視点から描きます。

音楽は今年3月に亡くなった坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが担当しました。

フランスで始まったカンヌ国際映画祭。

「怪物」は最高賞のパルムドールを競うコンペティション部門に選ばれ、17日夜、公式上映されました。

海外の観客から拍手喝采を受けた「怪物」。

諏訪地域で、9割以上が撮影されました。

■諏訪圏フィルムコミッション宮坂洋介(みやさか・ようすけ)さん     「子どもたちが登下校するシーンでここの道はよく出てくるんですけどサクラが咲いてる時期に撮影したりして」

映画に何度も登場する諏訪市の旧城北(じょうほく)小学校。

諏訪圏フィルムコミッションの宮坂洋介さんは、是枝監督の要望を聞き、ロケ地探しや関係機関との調整に奔走。

ロケは2022年春から夏に行われ、住民など、延べ700人がエキストラとして参加しました。