ゆずさんの父親の光(ひかる)さんは施設でのサポートが大きな助けになっていると話します。

■武田光さん
「定時であがれればいいんですけど残業も多いので。宿題も夕飯もすべて見てくれるのでとても助かっています。自分の学年より小さな子もいるので面倒を自分から見てあげたりとか家ではできなかった成長が出来ていると思います」

父親と会うと安心する一方で、「帰りたくない」とも話すゆずさん。

自分が自分らしくいられる家庭と学校に続く3つ目の「居場所」となっています。

■甘利直也さん
「きょうはいろいろなことをお手伝いしてもらえて助かりましたゆずさんありがとう」

■武田ゆずさん
「ありがとうございました~」

保護者が迎えに来られない場合は、子どもたちを自宅まで車で送り届けます。


家が施設から遠い家庭や、車を持っていない保護者をサポートしています。

全国で取り組みが拡大している「子ども第三の居場所」。

これからも、支援が必要な子どもや家庭のSOSに耳を傾けていきたいと甘利さんは話します。

■甘利直也さん
「その地域ごとが抱えている子育てに関する課題を解消していけるように引き続きこの事業自体の必要性、大切さを幅広い方々に知っていただけるように今後も取り組んでいきたい」