‟自家製”の冷凍食品に注意

お弁当のおかず作り、以下のような方法をとっていませんか?
▼お弁当のおかずを作り置き
▼常温で冷ます
▼冷凍保存
▼冷凍のまま弁当に入れて、お昼まで自然解凍
非常に便利な方法ですが、梅舟院長によると、この「冷ます」、そして「自然解凍」のステップで食中毒のリスクが高まってしまうといいます。
梅舟院長:
最近自分で作ったおかずを冷凍保存してお弁当で持っていく方が多いと思うんですけど、すごく危ない。
冷凍しているときには、菌は死滅しないんですね。あくまでも休眠状態にある。それが常温で自然解凍されていく中で増殖し始め、かつ自然解凍していく中で出る水分が増殖に拍車をかけてしまうので、お昼を食べる頃には菌が多く増殖してしまう。
防ぐためには、作り置きするのはいいんですけども、必ず自宅で加熱して、冷ましてからお弁当に入れるというのが大事です。
弁護士 八代英輝:
加熱して冷ます間に、また菌が増えるんじゃないですか?
梅舟院長:
加熱さえすれば、先ほどのウエルシュ菌を除けば、ほとんどの菌は死滅しますので大丈夫です。
食中毒の対策 基本は「付けない」「増やさない」

対策としては、やはり食べ物に細菌を「付けない」こと。そしてついてしまった細菌を「増やさない」ことが大事です。
▼手をよく洗う
▼怪我や傷があるときは料理を控える
▼弁当には加熱したものを入れる
▼弁当は暑くないところで保管する
落語家 立川志らく:
我々の持っている常識と違うところがやっぱりあるんですね。カレーなんかは常温で置いといて次に食べるときに火を入れるから大丈夫だろうと思ってると、ウエルシュ菌は死なないみたいな。
梅舟院長:
作り置きしたら、必ず冷蔵庫で保存。もしくはもうその日に食べちゃう。
翌日食べるんだったら必ず冷蔵庫に入れてください。
(ひるおび 2023年5月18日放送より)