暑い日が増える中、注意が必要なのが食中毒です。
熱に強い「ウエルシュ菌」での食中毒も起こる中、家庭で注意すべき点を医師に聞きました。
気温・湿度が高いと細菌性食中毒が増加

今年は5月で既に暑くなっているので、今の時期から注意が必要となります。
病院の職員食堂で食中毒 作り置きが原因か

大阪・堺市の堺平成病院で、5月9日、職員食堂で昼食を食べた21歳から81歳の医師や看護師など約80人が下痢や腹痛を訴えました。
堺市によると、重い症状の人はおらず現在は全員回復しているということです。
この約80人のうち、少なくとも18人から下痢・腹痛の原因となる「ウエルシュ菌」が検出されました。堺市はこの職員食堂を16日・17日の2日間、営業停止処分としています。
なぜ病院の食堂で食中毒が起きてしまったのでしょうか?
病院のホームページには、
『調理した料理を冷蔵保管し再加熱し、追加する形で提供することがありました』との記載が。
原因となった食品は現在特定中ですが、この日出されたメニューのうち、「肉じゃが煮」「ほうれん草のタマゴ炒め」「白身魚のバジルソース和え」が、前日から作り置きされていたということです。
堺平成病院は、仕入れから提供までの過程を再確認し、19日から食事の提供を再開する予定です。今後は前日の作り置きは提供しないとしています。