佐久地方の食卓に欠かせない食材となるフナの出荷が行われました。
佐久市の水産試験場では18日、水田で養殖するため卵を抱えた親ブナおよそ830キロが販売され、稲作農家が次々と買い求めていきました。
販売された親ブナは水田へ放たれ産卵し、ふ化した稚魚は9月には5グラム程に成長し、捕獲の時期を迎えるということです。
■訪れた農家
「やればやるほど赤字で半分楽しみで趣味でやっているようなの」
コブナは地域の秋の味覚として甘露煮やから揚げにされて楽しまれていますが、生産者が減っているため水産試験場では伝統をつないでいきたいと話しています。