埼玉県から来た、農業初体験のオーナー親子。
お父さんにはこんな「思い」がありました。

【埼玉県からのオーナー】
「農業の大変さやお米の大切さとかをわかってもらえればいいかなって。『ご飯を残すな』というのにも説得力が出てきて、理解してもらえるといいかな」
オーナーたちへ“指導”する農家の土田栄潤さん(68歳)にも「思い」があります。
「うちらの苦労や大変なところもわかってもらいつつ、楽しい経験ができて楽しい思い出を残してもらって、次につながってくれればいいんじゃないかな」

オーナーとの『田植え祭り』を終えた奥田さんも、棚田の“維持”について「思い」を話してくれました。
【みつけらいく 代表 奥田誠さん】
「やったことない方が楽しみながら関わって、それが農業の維持につながるのであれば一石二鳥な維持管理につながる。将来的には私の方で、就農のサポートをしたり、この棚田を使って農業学校のようなものを作って、次はオーナー制度で農作業を経験された方が違う新しい世代に教えていくという『楽しみながらの農業』がおこなえる展開をしていきたいと思っています」

農業未経験の若い世代からベテラン農家まで、幅広い世代をつなぐ『オーナー制度』を通じて、棚田の維持に向けた奥田さんの“挑戦”は続きます。