“オーナー”たちの目の前に置かれているのは「ゴロ」と呼ばれる道具。
木のはしごを六角柱に組んだ形をしていて、直径は約50cm長さは2m程。
これから手植えをする水を張った田んぼの上で、この「ゴロ」を転がして苗を植える“目印”を碁盤の目のように付けます。
初めて見る道具に、これから田んぼに入る子どもたちも興味津々。
棚田所有者の農家さんや奥田さんから“手植え”を教わったオーナーたち。
膝まで泥んこになりながら、お母さんの後について一生懸命に頑張って苗を植える男の子の姿も…。

【長岡からのオーナー】
「4歳です!(田んぼに入って)楽しかった…」
「すっごい険しい表情してますね。初めてのことにチャレンジしている時はこういう顔しています」

今年で3年目となる『みつけらいく』の棚田オーナー制度には、個人・家族・企業など、新潟県内外からおよそ20組が参加しています。
田んぼに“楽しく親しんで”もらうために『みつけらいく』では、“あえて”田植えに以前の農法を取り入れることにしていました。
田んぼの中を歩きながら苗を植えていく“手押し式”の田植え機も用意されており、普段あまり見ない機械に大人も釘付け。
操作を教えてもらった中学1年生の男の子が挑戦。
植えた苗を踏まないように、足元のぬかるむ田んぼの中をまっすぐに進まなければならず…真剣な表情です。

【見附からのオーナー】
「最初は難しそうだなと思ったけど、やってみて意外と“楽しかった”から、今度もこういう体験をやってみたいなって思いました」