被害者遺族が手紙につづった思い 「夫はもう帰ってこない」
被害者の男性の妻
「あの朝から1年。毎朝目覚めるたびに夢であってと、伸ばす指の先に夫のぬくもりはなく、私のつらい1日が始まります。突然涙があふれ、胸が苦しくなります。まるで体の半分をもぎ取られたような辛さに襲われるのです。時間が経ってもこの感覚は消えません」
17日の初公判を前に、亡くなった男性の妻から報道機関へ手紙が届きました。

手紙によると、今年3月には、事故当時、男性が着ていた衣服や運転していた自転車が警察から妻のもとに返され、衣服は全て洗濯された状態だったと言います。
被害者の男性の妻
「私にとって大きな救いでした。再び夫の血液を見なくて済んだということに対して、警察の方々に御礼を申し述べたいです。私たち家族にとって、今までとはまた違う悲しみを経験することになるのでしょうね。どのような結果になっても、夫はもう帰ってきません」