【佐渡市役所 農林水産課 伊藤誠係長】
「佐渡島内で使われなくなったナイロン製の漁網を回収し、資源としてリサイクルすることを目的としています」
網に付いているゴミなどを取り除いて分別をしておくと、リサイクル業者が網を買い取ってくれるシステムを確立したのです。
新潟県外の業者に買い取られた“漁網”は、衣料品になったり、市場の魚箱になったりするということです。

【佐渡市役所 農林水産課 伊藤誠係長】
「漁業者の海を守っていこうという意識の向上、魚介類の価格向上を狙っているものであります」
これまではお金をかけて処分していた漁網を「買い取る」という、全く新しく、そして、漁業関係者にとっても嬉しいシステム。
【佐渡漁業協同組合 内田鉄治専務理事】
「非常にいいことだと思うんですよ。やってくれれば非常に助かる」
【漁師】
「こういう事業を展開してもらって、我々零細の漁民にもPRが届くようにしてくれればいいかなって思います」
すでに漁網集めは始まっていて、初回の島外への運搬が6月に行われる予定です。