“逆転の報徳”は県大会でも 勝負強さ見せる
センバツではここぞというときの集中力の高さを見せ、準優勝の報徳学園(兵庫)。抽選会に参加した磯野剛徳部長が「各校の『打倒!!報徳』という空気をひしひしと感じた」と語ったように、兵庫のライバル校たちの闘志の前に県大会ではぎりぎりまで追いつめられた。
県大会は、準々決勝で明石商業との接戦をものにして準決勝に進出。準決勝では、神戸国際大附属の2年生右腕・津嘉山憲志郎投手の前に打線が沈黙。9回2アウトまで、リードを許す苦しい展開を強いられる。しかし、さすがは“逆転の報徳”。足を使った攻撃でチャンスを拡げると、5番・辻田剛暉選手が同点のタイムリーヒット。延長10回、タイブレークでサヨナラ勝ちをおさめた。続く決勝戦では、U18日本代表候補にも選ばれた坂井陽翔投手擁する滝川第二と対戦。この試合も1点のビハインドを背負うが、今朝丸裕喜投手、星山豪汰投手の2年生の投手陣が最少失点でしのぐ。そして9回、宮本青空選手のタイムリーで坂井投手を攻略し、2試合連続のサヨナラ勝ち。センバツ大会の勝負強さを彷彿させる内容で、見事、近畿大会進出を果たした。














