今冬に大幅なフィジカル改造をし、世界陸上ブダペスト(8月19日~27日)で自身初の決勝進出を目指す女子100mハードルの日本記録保持者・福部真子選手(27)。昨季は2度、日本記録を更新したが、その記録も世界陸上の決勝進出ラインには届いていない。“12秒50”という大きな壁。その突破口について高橋尚子キャスターが取材した。
12秒50へ、日本女子ハードル界の常識を超える挑戦
福部選手:
お久しぶりです!・・・毎日吐きそうです。
高橋キャスター:
なんで?!
福部選手:
12秒50への挑戦がもうすごすぎて。うっ・・・て。これNGで(笑)
高橋キャスター:
(笑)でもやっぱり12秒50っていうのは常にあった感じですか?
福部選手:
ずっと意識してやってるんですけど「こんなに難しいんか」っていう。
「12秒50」というのは、“とんでもない”タイムです。福部選手は去年の世界陸上オレゴンで、12秒82のタイムを出し初めて日本記録を更新。2か月後に再び、12秒73の日本新記録を樹立しました。しかし、そのタイムでも世界陸上の決勝には届きません。
世界陸上決勝進出ラインの12秒50への道のりは、日本女子ハードル界の常識を超える挑戦なのです。