"高級腕時計強盗" 転売できるのか? 業界内では被害リスト共有も
山本恵里伽キャスター:
高級腕時計を狙った強盗事件が相次いでいます。今回の事件の犯行の動機は明らかになってはいませんが、転売することはできるのでしょうか?高級腕時計の買取販売を手がける宝石広場 渋谷本店によりますと、事件翌日に業界内で被害にあった時計のリストが共有されたそうです。

リストには時計の▼ブランド名▼モデル▼型番号▼シリアル番号が書かれていて、万が一、持ち込まれた時計がこのシリアル番号と一致した場合には、盗品になるので警察に連絡するという仕組みになっているそうです。
こうしたリストは今回のような事件が起きると業界内で共有されるようになっていて、宝石広場 渋谷本店の担当者は「高級腕時計の転売は特に難しい。すぐに足がつくのでは」と言います。
小川彩佳キャスター:
この大胆な犯行をどう思いますか?
宮田裕章(データサイエンティスト)慶応大学医学部教授:
この事件は背後に指示役がいるかどうかはまだ判明していないですよね。これによって見え方が変わってくる事件なのかなと思います。少年たちの突発的犯行だとすれば、すぐ捕まってしまい、ほとんどのものが回収され、そして売ることも難しいので非常に稚拙な犯行です。
一方で背景に指示役がいた場合、少年たちを使って時計を回収する計画だとすれば、今後も同じようなケースが発生する可能性があるので、類似案件の発生も踏まえて慎重に対応すべきだと思います。














