戴冠式を行なうイギリスのチャールズ国王。今回、日本から戴冠式に参列されるのは秋篠宮ご夫妻です。今回、秋篠宮さまが参列されるのは、これまでの慣例にならってのものです。スタジオで詳しく見ていきます。
秋篠宮ご夫妻 戴冠式参列へ

加藤シルビアキャスター:
今回は、いよいよ戴冠式を迎えるチャールズ国王についてです。秋篠宮ご夫妻が、チャールズ国王の戴冠式に参列するために、日本時間5月5日午前1時半頃に、イギリス・スタンステッド空港に到着されました。
過去の戴冠式の参列についてです。
【これまでの戴冠式などの参列】
▼1953年(英・エリザベス女王) 上皇さま(当時 皇太子)
▼1975年(ネパール・ビレンドラ国王) 上皇さま・美智子さま(当時 皇太子ご夫妻)
▼2008年(トンガ・トゥポウ5世国王) 天皇陛下(当時 皇太子)
▼2013年(オランダ・アレクサンダー国王) 天皇陛下・雅子さま(当時 皇太子ご夫妻)
▼2015年(トンガ・トゥポウ6世国王) 天皇陛下・雅子さま(当時 皇太子ご夫妻)
前回(1953年)のエリザベス女王の際には、当時の皇太子でいらっしゃった上皇さまが参列されています。その後各国の戴冠式がありますが、共通しているのが、“当時皇太子の方が参列している”ということです。そういったこともあり、次の天皇陛下である“皇嗣”でいらっしゃる秋篠宮さまが、参列されるという運びになりました。実際に日本でも、1990年と2019年に「即位の礼」がありました。このときにも当時の皇太子だったチャールズ国王が参列されています。

そのチャールズ国王ですが、初めて日本を訪れたのは50年以上前です。1970年に大阪万博を視察されました。当時21歳でいらっしゃいます。このときに、東宮御所も訪問されまして、当時4歳の秋篠宮さまにも会われています。