ハラスメントがなくなって、声を上げなくてもいい世の中を
山本恵里伽キャスター:
五ノ井さんには、番組にも来ていただきました。

小川彩佳キャスター:
当時は、声を上げたことによる誹謗中傷にも悩んでいらして、伏し目がちな表情をされていたのが印象的でした。
けれども、柔道をとっていらっしゃるときの、柔和な笑顔が、とても新鮮でしたし、嬉しい気持ちになりました。
山本キャスター:
とても晴れやかな表情でしたね。
五ノ井さんの著書『声をあげて』には、
▼五ノ井さんご自身が、声をあげたという経験、そして、
▼同じように苦しむ人にも、声をあげてほしい、というふたつの意味が込められているそうです。
ただ、声を上げたことの代償も大きかったとも語っているんです。

五ノ井さんは、「本当はハラスメントがなくなって、声を上げなくてもいい世の中になるのが一番」とおっしゃっていました。

小川キャスター:
声を上げられるのは、苦しんでいる当事者だけではないですよね。
五ノ井さんの姿や、経緯を見ていて感じるのは、応援の言葉や、一緒に走ってくれる人、並走する人の存在が、いかに大きいかということです。
誰かが声をあげたとき、声をあげようとしているときに、ひとりじゃないんだよと、一緒に声を上げることができる人間でありたいと感じます。














