立ち直ることができていたのは、わたしが強いからではない

実名で、顔出しをして、自らの性被害を訴えてきた五ノ井さん。
その闘いの記録を、一冊の本にしました。

小学館担当者
「これが完成版の色味。限りなく本番に近い」

五ノ井さん
「やっぱり、電子版で見るのと、本で見るの、全然違いますね」

五ノ井さんの著作『声をあげて』より
「心が折れてしまうことは何度もあった」
何度打のめされても、立ち直ることができていたのは、わたしが強いからではない

ありのままの気持ちをつづった理由は…

五ノ井さん
「世間からしたら、五ノ井里奈というのは、強い人間だとか、気持ちが強いとか、 いろんな言葉を言われてきたんですけど、私としてはそう思っていなくて。
弱い自分というか、みんなと一緒の、当たり前のふつうの人だというのを知ってほしいなという想いもありました。
本当は強くなくて、いろんな人の支えがあったり、署名があったり、世論からの声援があったりしたからこその今だと思う。すごく感謝しています」

多くの人に支えられてきた五ノ井さん。

深夜3時まで、柔道体験会の参加者のために準備していたのは、お菓子のプレゼント
その中には、“直筆のメッセージ”が添えられていました。

今日は 体験会に参加していただき ありがとうございました!!
またどこかで お会いできる日を楽しみにしています。
『感謝』
2023.4.2 五ノ井里奈