4月27日午後6時。

「おはようございます。」

鳥取県米子市のタクシー会社にドライバーの男性が出勤してきました。後藤達也さん(37)です。

ドライバー 後藤達也 さん
「きょうこれからあすの朝までですね。夕方6時からなんで13時間ですね。」

東京で育った後藤さんは、親戚がいた鳥取へ10年前にIターン。
タクシードライバーとなりました。

ドライバー 後藤達也 さん
「ドライバーの中では(年齢が)一番下なんですけど、勤続年数は長い方になる。お客さんに感謝された時は嬉しいですよね。」

宴会や国内外の旅行客が回復し、タクシー需要が高まる中、後藤さんがひしひしと感じているのが…

ドライバー 後藤達也 さん
「ドライバーは結構減りましたね、やっぱり。コロナになって仕事が凄く減ったので、稼ぎにならないんじゃあどうしようもないですよね。」

「ドライバー不足」です。

鳥取県では、タクシードライバーの数が年々減少。ピーク時のおよそ6割となっています。

この会社では、稼動できない"遊休タクシー"が10台ほど発生する日があったり、週末には夕方から夜にかけて50件ほど配車を断ることもあるといいます。