高さ20メートルの巨大なのぼり旗を乗せた船が勇壮に湾内を駆け巡る、石川県能登町小木の「とも旗祭り」が4年ぶりに開催されました。
能登町小木の「とも旗祭り」は明治の中頃、地元の子供たちが荷物を運ぶ伝馬船に旗を立てて、遊んだ事がはじまりで、海の安全と豊漁を願う祭りです。
5月2日、午前5時頃から地元の人たちが港に集まり「とも旗船」に高さ20メートルの大のぼりを取り付けます。
例年なら「のぼり旗」は毎年新調されますが、今年は多くの町内の旗が新型コロナウイルスの影響で、中止となった2020年の祭りで使用される予定だったものです。

祭りの関係者「3年間寝かせてあった。ようやく日の目を見た。やっぱり私ら小木に生まれ育った者にすれば、思い入れがありますからね・・・」
祭りは4年ぶりの開催、とも旗船にのぼり旗や五色の吹き流しが取り付けられると、子供たちの威勢の良い太鼓で船が出発し湾内を周ります。

ことし1年の豊漁と安全を祈る能登町小木のとも旗祭りは5月3日まで行われます。