経験した人は「二度とかかりたくない」と口を揃えるほど、強烈な痛みを伴う帯状疱疹。これまでは50歳以上で発症率が高い病気でしたが、最近、若い世代にも広がっています。その理由について取材しました。
2014年ごろから、若い世代の発症者が増加…
南波雅俊キャスター:
20代から40代の若い世代にも増えている帯状疱疹。そもそも、「水痘帯状疱疹ウイルス」というもので、幼い頃にかかると、「水ぼうそう」を発症するウイルスです。

一度感染すると、ウイルスは体内に残るんですが、若いうちは免疫が高いので、症状が出にくい。しかし年齢を重ねたり、疲れたり、ストレスがたまったりすることで、ウイルスが再活性化しやすくなって帯状疱疹の症状が出るということです。
実際、日本人においては9割以上の方が水痘帯状疱疹ウイルスの抗体を持っている。つまり感染した経験があるということです。
発症するのは、50歳以上が全体の8割という中、いま増えているのが若い世代。
2014年ごろを境に、特に20歳から49歳の発症が増えています。
