剣道の先生は仏語堪能な警察署の副署長

アナイスさんを指導しているのは、宮崎南警察署の副署長、山﨑陽一さん。

実は山崎さん、アフリカやヨーロッパでの海外勤務の経験から、フランス語が堪能。
アナイスさんに、フランス語で指導しています。

(宮崎南警察署 山崎陽一副署長)
「アナイスは、すごく剣道に対する姿勢が一生懸命なので、ここで日本の剣道をできる限り吸収してもらって、フランスでまたそれを生かしてもらいたいなと思います」

(アナイス・スシェールさん)
「フランスではとても経験できないようないい先生方に教えていただいて、とてもありがたいです」

子どもたちとも、剣道を通してコミュニケーションが生まれているようです。

(中学生)
「ジェスチャーとか、ちょっと日本語がわかるらしいので、日本語を使いながら、一緒にしゃべっています」

(宮崎県警察本部機動隊 松崎亮介警部補)
「日本とフランスのちょっとした指導の違いとか剣風の違いというのも子どもたちも感じているのかなと思うので、そういった意味でも非常に勉強になっていると思う」

将来はフランス女子の代表選手になりたい

およそ2時間の稽古に打ち込んだアナイスさん。
最後は、門下生たちの応援を受けながら、厳しい稽古を終えました。

アナイスさんのこれからの夢を聞きました。

(アナイス・スシェールさん)
「将来はフランス女子の代表選手になりたいと思っています。そのためにここで一生懸命稽古をして強くなりたい」

(記者)
「アナイスさん、がんばってください」
(アナイス・スシェールさん)
「アリガトウゴザイマス。ガンバリマス(笑)」

フランスから単身、宮崎にやってきた17歳の若き剣士。
周りの人たちに支えられながら大きな夢に向かって進み続けています。

※MRTテレビ「Check!」5月2日(火)放送分から