「目指すは連覇!」かと思いきや、新チームが当初掲げた目標は、意外にも「都大路での入賞」でした。

「3年生がいなくなった後、戦力面で落ちてしまうのかなと思う部分があった」と振り返る主将の名和選手。

去年の都大路を走った5人のうち、主力の3人が卒業した状況を受け止め、選手自身が設定した目標は、決して低いものではありません。

しかし、本当に「入賞」でいいのか…。

もう一度、全員で話しあったといいます。


■名和主将
「優勝を経験した中で 自分たちももう一度メダルを取りたいという思い 全国で走りたいという選手が増えてきたので『メダル獲得』という目標を目指したい」


一方、就任4年目の横打史雄(よこうち・ふみお)監督から出てくるのは厳しい言葉です。


■横打史雄監督
「まだ全国と戦う経験の薄いチームだということがここにきて大きく響いている。まだまだ闘う意識になりきれない」


もう一度、全国の強豪に肉薄するには、中距離レースを中心とした夏の「トラックシーズン」がカギを握るといいます。

■横打監督
「今のチーム力で全国と戦おうと思うと どこかで爆発的に成長する必要があると思う。トラックシーズンで築き上げられれば秋以降で戦うチャンスもあるのではないか」